
2011年10月14日
この女性、1億の借金からの起業

すごい女性を見つけました。
1億円の借金を背負い10年で返済し
そして葬儀専門の人材派遣で起業し
経営手腕をふるっている方。
しかも、1969年の生まれなので
山ちゃんと同級でないですか!
こんな人です ※西日本新聞記事より抜粋
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人生は覚悟を決めれば動きだす。福岡県みやま市の伊原ルリ子さん(40)は20代で背負った巨額の借金に、そのことを教えられた、と思う。
みやま市瀬高町に生まれた。地元の高校を卒業。専門学校を経て英会話講師をしていた23歳で結婚、長女も授かった。月並みでも十分に幸せ。そんな人生は米国の人気歌手「マイケル・ジャクソン」をめぐり変転する。
ある日、学生時代の先輩や後輩が集まった。
「何かやりたいよね」 「マイケルが東京にワールドツアーで来るらしい。福岡に呼ぼうよ!」
かつての部活動のノリ。会話が弾んだ。そのノリがいつしか本気に変わる。仲間7人、イベント会社を立ち上げた。つてをたどり、縁をたぐって興行会社と渡りをつけた。必要な資金はチケット代金で返す段取り。親兄弟から友人、知人、最後は消費者金融まで、借りられるだけ借りてかき集めた。
会社をつくってわずか1年の1996年12月。マイケルの福岡ドーム2日間公演を実現してしまう。「今考えるとむちゃな話なんですけど、当時は『夢はかなう』なんて熱い思いだけで」
翌年1月、イベント会社の代表だった仲間の1人が突如姿を消した。興行会社も音信不通に。彼らがチケット代金を持ち逃げしたのだ。
仲間で手分けして集めた7億円を超える資金はそのまま借金に変わった。1億3700万円。それが彼女が背負った額だった。
当時27歳。長女はまだ3歳。目の前が真っ暗になった。詐欺の被害者として警察に告訴もした。
「でも、借りた相手は『伊原を信じてた』という人ばかり。バンザイ(自己破産)してもそのまんま、うちの兄弟や親にいっちゃうんで」
全額返す覚悟を決めた。夫は「おれは無理」と離婚を選んだ。長女を連れ実家に戻った。
それからはひたすら借金返済だった。朝は工場や魚屋、昼は電話営業に英会話講師。夜は高級クラブとスナックをはしご。「犯罪と風俗以外は全部やりました」
ピーク時の返済は月138万。「そのうち借金が減ってきて『すごいじゃん!私』って」
睡眠時間を削りに削って働き、振り込みを続けた10年目、ゴールを迎えた。相手から教えられ初めて「完済」に気づく最後だった。
7年前、実家の倉庫を事務所にして立ち上げた葬儀専門の人材派遣会社は今、登録スタッフ千人を超える規模に育った。
苦しかったころ学んだことが脳裏によぎる。高級クラブでナンバーワンのお姉さんに教わった人との間合い、数字の重み。嫌なことほど正面から向き合う。あの借金があって、今がある。
昨年6月、マイケルが急逝した。彼が死の直前まで準備を続けた英国公演。そのリハーサル映像を記録した映画「THIS IS IT」は、嫌な記憶がよみがえりそうで、見に行くかどうか何度も迷った。結局、封切りからしばらくしてスクリーンに向き合った。
心が震えた。死の間際まで、音楽に真摯(しんし)に向き合う姿。孤独な天才の「最期」の躍動が、そこにあった。涙がこぼれた。
「マイケルは私にとって一番頑張ったときの象徴だったんだなって」
一度はすべて捨てた彼のアルバムを近ごろ、少しずつ買い直している。
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この人の講演会が掛川で行われる予定です。
日にちは
2011年12月8日 ※ジョンレノンの命日
場所 掛川生涯学習センター
時間 15時〜
料金 1,000円
※メールアドレスは必ずご記入ください
参加人数のご記入もお忘れなく

Posted by 遠州ナビ山下隆宏 at 11:17│Comments(1)
この記事へのコメント
こういう人も世の中にはいるのだと思うと自分はまだまだ頑張りがなりないとおもいました。必死なればなんでもできる、ありがとうございました。
Posted by れ投資家工場自己破産 at 2011年11月30日 19:18