日々のコラム94 サバ料理の全国大会を掛川で開く

遠州ナビ山下隆宏

2010年12月13日 00:41


ジモティーにも最近掲載している
掛川の鯖出汁で自然薯を食べられるお店。
皆さんは食べに出かけただろうか?やはり幼い頃から食べている「鯖出汁」が我々にはしっくりくる。
味は美味しいし、全国的に珍しくもあるのに、何故か知名度が上がってこない。私が感じるのは1、若い世代の料理人がオーナーのお店を巻き込んでいない2、プロモーションが上手でない3、自然薯の時期が限定され保存も容易ではない、などが足かせになっているのではということだ。
1に関しては、観光協会加盟店でなくともパンフレットに掲載されるとか、広く募集し飲食店全体に理解をしてもらう活動が必要であろう。お役所仕事では時間が掛かりそうなので民間が繋いだ方が良さそうだ。若い世代がコラボすれば鯖出汁自然薯鍋とかサバのソテー自然薯ソースとか、なんだか斬新なものが生まれそうな期待感がある。

2に関しては、マスコミが食い付くような仕掛けが欲しいということだ。富士宮焼きそばや讃岐うどん。学会を創設したり映画化したりと、全国版の番組などを賑わすプロモーションが展開された。ならば「サバサミット」なる鯖料理の全国大会なども一例としてはありではないだろうか?八戸の沖前サバ、福井の焼きサバ寿司、福知山のへしこ、長浜のサバそうめん、京都伏見の竜馬寿司(バッテラ)、高知の鯖姿寿司、四万十のサバカレー、宮崎の大名鯖寿司など、美味しい鯖料理が沢山ある。しかも焼津市小川港では秋に「鯖まつり」が開催されている。うまく繋がれば「全国サバマップ」が発刊できるしキャラクターなんかを登場させてもいいだろう(センスの良いヤツ)。

3に関しては、農家さんとタッグを組まなきゃならない。自然薯の栽培はされているが、その名の通り「自然」の味がするものを季節に関係なく収穫するにはかなりの労力が必要だろう。しかし、それが儲けが出て農家さんも得をするような仕組みを築けば、みんなが幸せになれる。

掛川の自然薯を売るために、まず「鯖」に活躍してもらう。こんな考え方も面白いとは思いませんか。

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