日々のコラム33 借金返済

遠州ナビ山下隆宏

2009年04月24日 08:49



掛川市の借金は1000億円だって。

有権者のみで
ひとりあたりに置き換えると
掛川市民が背負っている金額は
110万円くらいかな~

要するに
「市の借金返すために俺たち全員110万円だすよ」
ってなれば、今、市の借金はなくなる。

それが1年に10万円(1ヶ月8300円)ずつにしてってなると
11年かかり
1年に1万円(1ヶ月830円)ずつにすると110年かかる。

これは利息を計算していないけどね。

先日お会いした東京都調布市の市議会議員・鮎川さんは
調布は700億円の借金があり22万人の人口だけど
借金を返済していくのは結構大変だと語っていらした。

この借金を
効果的に返すための方法は
①人口を増やして税収を増やす
②人件費や様々なコストを削減して捻出する
③企業誘致して雇用と法人税を増やす

これぐらいかな~

で100年に一度の世界的経済不況のため
法人税を増やすための誘致は
かなり難しいときた。
実際、トヨタがある愛知県豊田市では
法人税収が90%以上も落ちている。

それでは①と②をやっていくしかないのだが
①をやるのも中々難しいようだ。
富士ハウスの倒産やらをみれば
住宅などの購入を消費者が控えているのがわかる。
こんな時期にわざわざお金をかけて
引越しをするとは思えない。

ということは…
コストの削減しかないのか?

民間への移行、組織のスリム化…
市役所関係にお勤めの皆様には厳しい時代でございます。

でもね、根本的には
夢が持てて、たくさんの人が住みたいと思う
掛川市をつくらにゃ~ならんだよ!


そのためには、金を使わずなんて無理。
先行投資が必要だって!

経済なき道徳は寝言である。

報徳の言葉どおりですな。

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